天狗の台所 ― 2025年01月17日
『天狗の台所』は田中相による2021年発表の漫画で、2023年にBS-TBSでドラマ化され、Netflixでも配信されている作品。ニューヨーク育ちの少年オンは、自分が天狗の末裔であると両親から知らされ、14歳の1年間を日本で兄・飯綱基と隠遁生活を送る。特別な力を持たない兄弟の生活は、素朴な日々や食を中心に進み、オンも次第に季節の暮らしを楽しむようになる。1年後、オンは地元の人々の前で基と舞を披露し、日本を去る。シーズン2では、オンが再び日本を訪れる。仕事中心の両親に不満を抱いたオンは、母のカードを使い夏休みに基と再会。オンは母からカードを止められ、帰国費用を自分で稼ぐよう命じられる。そして、オンの2度目の日本での田舎暮らしが描かれる。最近のドラマは癒し系が増えてきたように思う。青空と田園のゆったりした映像、細かな所作を描く料理、折坂悠太のけだるいテーマソングのどれも良い。筋書きは飯づくり中心の生活を淡々と丁寧に描くだけだがそこが良い。
天狗の末裔に関わる話や村人との交流はアクセント程度のものでうるさくない。オンと寡黙な基が自前で作る美味い飯を食するときの笑顔だけがうれしい。最近の食い物ドラマでは、孤独のグルメ、深夜食堂、下山飯などが人気だが天狗の台所は田舎暮らしの中で兄弟で作る飯というのが良い。描き方はリトルフォレストに似ているという評が多いが、映画ということもあって橋本愛がクローズアップされすぎて田舎暮らしが背景に回った感があるように覚えている。奇をてらったドラマ漬けでうんざりしている自分には一服の清涼となるドラマだった。
天狗の末裔に関わる話や村人との交流はアクセント程度のものでうるさくない。オンと寡黙な基が自前で作る美味い飯を食するときの笑顔だけがうれしい。最近の食い物ドラマでは、孤独のグルメ、深夜食堂、下山飯などが人気だが天狗の台所は田舎暮らしの中で兄弟で作る飯というのが良い。描き方はリトルフォレストに似ているという評が多いが、映画ということもあって橋本愛がクローズアップされすぎて田舎暮らしが背景に回った感があるように覚えている。奇をてらったドラマ漬けでうんざりしている自分には一服の清涼となるドラマだった。