コロナ2023年02月10日

せっかくの家族との旅行が娘のコロナ感染のために中止になった。ワシも4日前から頭痛がしたり気怠かったりしたから感染していたのだろう。今はすっかり調子を取り戻して元気なのだが残念なことだ。ただ、コロナはただの風邪である。風邪は休養をして体を温めて免疫力を増加させれば時が解決するものだ。勿論、コロナが原因で肺炎を併発し重体になる人もいるがそれは風邪も同じだ。メディアは執拗にコロナは怖いとふれまわるが、それは大方の人の話ではない。大方は、数日のどが痛い発熱する気怠いという症状がほとんどだ。ただ2類に指定されているがゆえに濃厚接触者だの隔離期間だのを決めているだけだ。5月の連休明けからはインフルエンザと同じ5類に指定し直すらしいが、5月になってコロナの症状が変わるわけではない。

むしろこの大騒ぎのおかげで、病院に行けない患者が増えて深刻な症状の人までが足止めを食わされ、持病を悪化させて亡くなる人が増えているのだ。他の時期や世界のデータとも比較もせずにコロナの死者が増えていると喧伝するマスメディアの責任は重い。東北大震災の後も超過死亡が増えた。老人は外出できず自宅にこもると持病を悪化させやすい。コロナの超過死亡は社会的な災害だと思う。旅行中止の腹いせではない、マスクすら求めていない世界の動向を見て日本は異常だと思わざるを得ない。コロナの深刻さを言えば票が取れると動いた政党や議員も同罪である。

富士市2023年02月11日

自宅から4時間かけて富士市に来た。目的地は日光だが一人で8時間は苦しいので中間点に富士市を選んだ。高速からは雪を被った富士が美しく見えたが、ドローンポイントの田子の浦に着くと雲の中に入っていた。明日も天気は曇りというが、晴れ間が見えたらどこかで飛ばしてみたい。宿は突然の家族旅行中止で2日前に予約したので富士市のビジネスホテルだが、旅行支援が20%で4000円の宿だ。温泉ではないが、大浴場があり、簡単な朝食もあるという。地域クーポンも1000円分電子マネーでもらったがローソンで何か買おうと思う。前回の九州での地域クーポンは次の日までに消費しなければ無効になるので忙しなかったが、今回は期間は1週間あるのでやや良心的だ。

だがこの程度の支援では電気代の値上がり分もカバーしない。最も安いと変えた九州のテラセル電力会社のマイページを見て腰を抜かした。5万5千円の電気代などこれまで払ったことがない。正月に家で皆が過ごしたことが多いとはいえいつも1000kw程度で3万までだ。来月からは政府から1kw7円の補助があるそうだが7000円くらい補助されても焼け石に水だ。おそロシアクソプーチンのおかげでえらい目に遭わされている。

日光2023年02月12日

富士市から日光まで4時間のドライブ。東名や東北道の3車線は120km/h制限なので走りやすい。日光に入ると雪景色だが道路は除雪されていて100km/hで楽々走れる。今日はお天気が良く明日は雨が降るというので今日のうちに中禅寺湖まで行ってドローンを上げてきた。中禅寺湖は人は少なく湖畔は雪が積もっていた。湖上にドローンをあげて男体山と雪化粧の白根山を撮る。Wi-Fiがすぐに途切れるので高度を抑えたがもう少し上げないと男体山の全容が映らない。遠くまで飛ばせる無線操縦機が欲しくなった。

いろは坂は九十九折だが中禅寺湖まで上がる道も降りる道も一方通行だ。気温が高かったのでスリップなどはなくスイスイ運転できた。日光まで戻って東照宮に行く。世界遺産はキンキラキンだ。1300円の拝観料は高いようにも感じるが苔寺に比べれば大したことはない。最後に鳴き竜の説明を宮司のお兄さんから聞くが説明のプロだなと思わせる名口調だ。明日は雨の中を高速道で草津に向かう。

草津2023年02月13日

草津まで来た。相変わらず日産ナビは精度が悪く目的地の西の河原露天風呂の駐車場が分からず、最後はGoogleマップにお世話になった。生憎の雨混じりの雪天候だが露天風呂にはオツな雰囲気だ。源泉近くは熱くて入れないので端っこの方で長湯するとポカポカ体が温まり、帰りの10分の坂道で汗が吹き出した。途中、雪中の東屋で湯冷ましがてらドローンを上げた。草津にはいくつも名湯があるが、3湯巡り手形は2割引程してくれるので1800円で購入した。そうなるともう一件ということで大滝の湯に行く。合わせ湯といって体をだんだん熱い温泉に慣らしていくために温度の違う湯船に入るのだが、最初の段階で43度、次は45度、その次は湯温も測れぬほど熱くとてもじゃないが最終湯は足だけつけて退散した。熱い湯は昔から苦手だ。

ゲストハウスはフランス人のルーカスと相部屋だった。ドイツで日本車の販売をしていたが疲れを癒す旅という。奢るから一緒に晩飯に行こうというが、あいにく牛丼を買ってきてしまったので断った。ゆっくりした日本がいいというが、ヨーロッパの方がゆっくりしていると思うけどな。旅とはそこが良く見える、そういうものだよルーカス。明日は、3湯目の御座の湯にゆっくり浸かってから昼前に榛名湖から伊香保温泉に向かう。

伊香保温泉2023年02月14日

草津で御座の湯の朝風呂に浸かってから、伊香保を目指す。途中榛名山に寄る。榛名湖は山頂のカルデラ湖だ。中央火口丘の榛名富士は溶岩ドーム(標高1,390.3 m)という。 1500年ほど前に大きな噴火をしたと見られている。数多くの火山があり、非常に多くの峰をもつ複雑な山容を見せる山で山岳フアンも多い。榛名富士が正面に見える記念公園と水際からドローンを飛ばした。気温はマイナス3度で、風が強いのと寒いのとでスマホを操作する指が悴んでうまく操作できない、やはり操縦用の送信機(スティックバー式)が欲しくなった。

伊香保温泉に着くと、雑誌の通り階段に沿って温泉宿が並んでいた。伊香保神社まで365段という。今日の宿にも温泉は引いてないのでどこかの日帰り温泉をと予定していたが階段温泉は定休日、最も奥にある露天風呂は改修工事で臨時休業、宿前のホテルの温泉開放は14時までと踏んだり蹴ったりで仕方がないので、10分歩いて黄金の湯まで行く。1000円は高すぎる内容だった。草津温泉と比べたらかわいそうだが、草津なら500円の湯に値する程度だ。今日も台湾人ばかりが目につく。日本旅行は今の彼らの収入からしても安いのだと思う。いつの間にかアジアの中でも日本は低空飛行だ。

富岡製糸場2023年02月15日

伊香保を後にして世界遺産の富岡製糸場に行く。何しろ寒い。気温マイナス5度では、車内がなかなか温まらない。朝方の空は晴れ渡っていて、赤城山が美しく光っている。地道で富岡に行こうとしたが、Googleが勝手に高速道をチョイスして遠回りで富岡製糸場に着く。おまけに一番近道を探すGoogleは市営駐車場まで住宅街の細い道を選んで入っていくので不安になる。富岡製糸場はガランガランでガイドをお願いしたのはたった3人だったがその分詳しく聞けてよかった。西欧の養蚕技術や土木技術を当時の総理大臣より高い給与で外国人専門家を雇い入れて、なにがなんでも追いつけ追い越せの近代化日本の鼓動が聞こえてくるような見学だった。

2時間ほど見学した後は鎌倉を目指して走る。目的地前でスーパー銭湯で一息ついて宿に向かう特にやらかした。一時停止違反で神奈川県警が出張ってきた。違反2点、罰金7000円。ゴールド免許剥奪。踏んだり蹴ったりだ。違反で捕まったのは10年ぶりだろうか。忘れた頃にやってくるのが青切符だ。Googleもパニクって宿と反対側に走って1時間も遠回りした。諦めが肝心だ。

鎌倉2023年02月16日

一日中鎌倉を歩いた。昨日の青切符代7000円を朝イチ郵便局で支払って験直しをする。腰越から鎌倉まで江ノ電に乗る。海沿いを走る鎌倉高校前から七里ヶ浜は気持ちがいい。鶴岡八幡宮までの道は大勢の人だった。鶴岡八幡では参拝の後、義時を支えた北条政子の石を見て、建長寺に向かう。建長寺の奥の長い階段を喘ぎながら登って勝上献展望台に登ると見事な富士山と相模湾が拝めた。そこからハイキングコースをひたすら歩いて北鎌倉の円覚寺に着く。もうすでに3時間近く歩いて昼を過ぎてしまったので、全行程徒歩は諦めて鎌倉駅に戻り鎌倉大仏を見に長谷駅で降りる。

確かにでかいが、だからどうということはない。頼朝の侍女が募金を募って慰霊のために建てたと言われるもので、何度も倒壊したものを建て直して現在に至るという。長谷寺は枝垂れ梅が美しい。本堂に上がっていくと向こう側に相模湾が広がり気持ちの良い境内となっている。もう歩けないので長谷駅から稲村ヶ崎温泉も江ノ電で行く。海の真ん前にあってとてもロケーションの良い温泉だ。だが、狭い温泉なのに1500円は取り過ぎだ。3万歩歩いた足腰を炭酸泉で癒して宿に戻る。

芦ノ湖スカイライン2023年02月17日

鎌倉を後にして箱根芦ノ湖に向かう。腰越のゲストハウスのオーナーは脱サラ漁師だ。ワカメをとってしゃぶしゃぶにして馳走してくれた。同宿していたのはスタートアップ会社で働く若者二人。リモート作業で事足りるので鎌倉まで来て景色の良いところで仕事をするという。脱サラ漁師の宿に泊まるリモートワーカー、時代は変わってきたものだ。教師や人に関わるエッセンシャルワーカーは職場を離れるわけにはいかないが、リサーチや営業活動はリモートで事足りるということだ。芦ノ湖まで来ると雪景色で目の前に富士山が迫る。スカイラインからは富士と駿河湾、振り返れば芦ノ湖が青く光る標高1000mの絶景だった。三国峠が絶景なら十国峠は息を呑む景色だろうと辿り着くとケーブルカーが修理点検の運行中止だった。

雪道を走ってきた車がドロドロなので洗車し車体も清めて熱海入りした。熱海の浜辺でドローンを上げて崖にへばりつく温泉旅館を撮影しているとまたもやWi-Fiが切れた。様々な旅館のWi-Fiが混信するのだと思う。Wi-Fiが切れるとドローンは自動帰着するようになっている。目の前でホバリングするドローンが着陸しないので焦って触ってしまった。この場合はWi-Fiを繋ぎ直して操作するのだがパニクって手順を忘れたのだ。プロペラとモーターカバーが吹っ飛んで破損した。修理に出すしか方法がない。加齢によりパニくりやすくなっていて落ち着いて判断ができない。所詮おもちゃなのでよかったが、これが車なら笑って済ませられない。

河津桜2023年02月18日

熱海を出る前に、熱海桜が咲いているというので糸川通りを歩いてみた。早咲きの桜はソメイヨシノよりも花は赤く大きめだ。両岸に八分咲きで咲いている。こんなに早く桜を見るのは初めてだ。関東にはあちこち早咲きがあるらしいが、本場は伊豆の河津桜だという。おりしも今日は土曜日で桜まつりと聞いている。人が多いのは嫌いなので躊躇していたが、もう来ることもないと覚悟を決めて行く。川沿いの道に入ると自家用車だらけだ。沿道ではこの1ヶ月が書き入れ時だと、空き地を持つ地主たちだろうか、「駐車場」の看板を掲げて誘導棒でここに入れとあちこちでやっている。どこへ入っても1000円なのだが、どこが場所的に有利かは分からないので目の合った誘導員の目力に負けて駐車を決めた。川沿いは桜も満開近いが人出も満員御礼の状態だ。出店は福島牛だの神戸牛だのと季節感も地元色もほとんどない。申し訳程度に桜餅が売られているが、牛肉を焼いた匂いには負けてしまう。

その後、南伊豆をぐるりとドライブするが、何処でも同じように河津桜が咲き乱れていた。河津桜は大輪の大島桜と早咲きの寒緋桜の交配だそうだ。ただ、あまり早く咲くと昆虫が活発に活動していないので受粉が進まず繁殖しにくいのだが、早咲きが珍しいと人の手で接木して増やしてきた養殖桜である。夕方に少し雨がぱらついたが問題なくゲストハウスに到着した。地域の方にも存在を知ってもらおうと土曜はおでんの屋台を出している。ゲストハウスのオーナーはアウェイの人が多いので大事なことだと思う。

浜名湖2023年02月19日

今日はものすごい風が吹いた。寒冷前線が駿河湾を通って行ったためだ。富士を駿河湾から眺めようと目論んだが欠航だと連絡が入った。観光船とは知床から相性が悪いようだ。仕方がないので、伊豆半島を北上して東名から静岡を目指す。駿府城に行く予定だったが、渋滞に巻き込まれてこれもかなわずスルーして浜松城を目指す。月曜は休みの航空自衛隊のエアーパークも寄りたかったので、浜松城は明日にしてエアーパークに行く。自衛隊の基地展示は初めて行くが、雨の中たくさんの人が来ていた。戦闘機のことは映画のトップガンを見ての知識しかなくよく知らないが、命をかけて日本の空を守る彼らには敬服する。自衛隊というと日本を取り巻く状況も知らないままに条件反射のように忌み嫌っていた過去の自分が情けない。平和憲法があるから攻めてくるはずがないというのはあまりにも幼くお人好しの発想だ。ウクライナが旧ソ連の核兵器を放棄した途端にロシアの侵略が始まったことからも、「非核、軍縮、非同盟中立」は泥棒国家には好都合だということが図らずも証明されることになった。

北方領土然り尖閣然り、今日も北朝鮮が派手にミサイルを日本海に打ち上げた。どの国も日本が反撃しないと知るので、やりたい放題は年々エスカレートしている。共産党員の松竹氏が「変節」したのは、党中央によれば彼は反動攻勢に負けて反安保の綱領を捨てたからだという。松竹氏は自衛隊は認め反安保の立場で綱領にある武装中立を掲げているだけだ、いつから共産党は社民党と同じ非武装中立になったのだろう。おかしいのは党中央ではないか。だが、同盟のない国は泥棒国家に攻め入られやすい。もしもウクライナがNATOに加盟していたらロシアの侵攻はこんな形にはならなかっただろう。それを見た中立を維持してきたスウェーデンやフィンランドはNATO入りを決意した。これを反動勢力に負けたとでも共産党は言うのだろうか。松竹氏の論は軍事同盟の考え方が甘いが、それでもこの国を武力を持ってしても守ろうという立場は鮮明だ。泥棒に泥棒は悪いことだと説けば鍵も閉めずに暮らせる世の中になるのか。お花畑の共産党は滅びて行くしかないのだろう。
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