アルペジオ2023年12月01日

ギターが来たので早速弾いてみるが、20年ぶりに弾くとなるとやはり弦がうまく押さえられず、バレーコードはやばい。アルペジオもイメージ通りに指が動かない。そうか自転車のようにはいかないのだと思い知る。朝起きると左指先が痛い。フレットを押さえるために力を入れるので痛むのだ。そういえばはるか50年前にギターを練習し始めたときはこうだったなと思い出す。フレットもろくに押さえられずアルペジオも指が自動的に動かないのだから初心者と同じだ。

仕方がないので教則本を購入して一から練習するしかないと思っている。トランスギター効果を楽しむ前にまずは普通に曲が弾けるようにならないとギターのパフォーマンスすら引き出せないのだ。

Google連絡先2023年12月02日

年賀状は3年前から断捨離で自分からは出さなくなった。届いたものだけを返信している。それでも年賀状ソフトの名簿には夥しい数の住所録が残っている。しかし、これらを活用することはたまにしかない。たまにしかはないが、活用するときはたいがいは外出している時で、電話番号やメアドが欲しいのだけれども自宅のPCを検索しないとわからない。これがとても不便だ。なので、この蓄積したデータをGoogle連絡先に移行することにした。1000軒以上に上る軒数の中には電話番号だけのものやら、行方知れずの名前もある。

これをcsvにエクスポートして、Google連絡先のフォーマットに整形して住所録にインポートするのはかなりめんどくさい。何か気の利いたソフトがないか検索したが見当たらない。どの名前が必要か不必要なのか判断するかは妙な気遣いが働く。この人物とは金輪際関わることがないという判断が必要だからだ。本人を目の前にしているわけではないのだが昔の思い出が名前から想起され時間がかかるのだ。整理のために2時間余りかかっている。

海印寺寂照院2023年12月03日

光明寺の紅葉有料参拝は今日までらしいので、その手前の海印寺寂照院と走田神社に行く。819年に空海の弟子道雄僧都が創建した海印寺十院のうちのひとつ。 1568年9月27日、上洛した織田信長が西岡を制圧する際、ここで一泊したとの記録が残っているらしい。モミジは一つしか植わってないがきれいに紅葉していた。寺院の奥に古墳時代の後期7世紀初めに造られたと考えられる走田9号墳が屋内にある。地元有力者の墓と推定される円墳で、石室は見学することができた。

その山手には、走田神社があり、乙訓南部から淀川までが一望できる。奥海印寺のコスモス畑に寄ってみたがすでに刈り取られていた。晩秋の夕暮れが気持ちの良い散歩だった。

元職場解体工事2023年12月04日

光明寺の有料拝観が昨日で終了したので訪れた。途中、解体工事が始まった元職場が移転した済生会病院後を通ると中からにぎやかな声が聞こえた。光明寺は最後の紅葉で多くの参拝者がいた。在職当時は20年以上子供たちと散歩がてらに毎日のように通った境内だ。帰り際に、元職場を見に行くと、クレーン車が多数入っていて残っているのは子供たちの検査を繰り返した訓練等だけだった。警備の人が「4年後に皆帰ってくる」と教えてくれた。

在職期間の半分以上の歳月を過ごした職場が消えてしまうのは心寂しい。大学時代はアルバイトでこの校舎で寝泊まりし、採用されてからはがむしゃらに働き楽しいことも苦しいこともあった思い出が蘇ってきた。さようならわが職場よ。

リモートID2023年12月05日

ドローンのリモートIDが届いたので航空局に届け出を出した。機体登録とリモートIDの登録そのものは15分ほどで終了する。あとは登録に伴う登録料をクレジットカードで900円支払うだけで、今回は10分ほどで航空局より登録番号が発行された。マイナンバーでの認証がやたらに暗証番号を求めてくるのでこれに一番時間がかかる程度で、トータル半時間もあれば手続きは完了した。役所に行く必要も申請用紙の郵送の必要もなくすべてオンラインで決済される。便利になったものだ。

リモートIDは縦横3㎝程度15gほどのユニットボックスで今回ブラックフライデーで14000円で通常の3割引きになっていたので購入した。IDへの書き込みは航空局発行のアプリでBluetoothで10秒ほどで書き込みが完了した。無登録ドローンは航空法で1年以下の懲役又は50万円以下の罰金が科されるが、登録してリモートIDをつけたから安心というわけではない。飛行禁止区域を飛ばせたときは同じく罰金が科される。田舎でしか飛ばすことはないが、原発と基地周辺がやばいので注意したい。

通信限界高度2023年12月06日

ドローンにリモートIDを載せてどの程度上昇するか飛ばしてみた。載せないで飛ばした時の限界を見ていないが、100m程度だったように思う。今回は市街地の近くで飛ばしたせいかもしれないが高度80m程度でリモコンの電波が途切れた。リモコンでは300mのはずだが飛行制限が高度150mなので100mは出てほしい。

次回は電波干渉の少ない田舎で飛行させて確認しようと思う。外付けリモートIDを載せた感じはやや動作が緩慢で、GPS感度が悪くなるような印象があった。スパーク自身はもらったものだが、修理やバッテリー2個、送信機ともう3万円出せば新しいID内臓ドローンが購入できるのだがもらいものなので大事に使っている。

負ければ賊軍2023年12月07日

戦いに勝ったほうが正義になり、負けたほうが不義となる。道理はどうあれ強い者が正義者となるというたとえだ。今日メディアを賑わした二つの報道がある。木原誠二・前官房副長官の妻の元・夫が2006年に死亡したことについて、遺族側が、元・夫を司法解剖した医師と11月24日に初めて直接面会し、自殺と断定できないとする見解を確認したことがわかったとしてテレビ東京が報道した。死因の種類を「自殺」ではなく、「その他及び不詳の外因」と結論付けているのだ、この話は半年以上前からネットを賑わせたが、地上波では一切取り上げられなかった。時の政府の副官房長官を出すことはできないが、組閣で放り出され、政治資金パーティーのキックバック問題で弱った自民党議員なら地上波が叩いてもお咎めなしだと判断したのだろう。

ひるがえり出版大手KADOKAWAは、2024年1月に発売予定だったLGBTQに関する翻訳書を発売中止し当事者に謝罪した。「ジェンダーに関する欧米での事象等を通じて国内読者で議論を深めていくきっかけになればと刊行を予定しておりましたが、タイトルやキャッチコピーの内容により結果的に当事者の方を傷つけることとなり、誠に申し訳ございません」と公式サイトに謝罪文を掲載。刊行を中止することを発表した。LGBTQに関しては6月の法律制定から最高裁の女子トイレ使用禁止の違憲判決などの世の中の流れを読んだ決断だろうが、勝てば官軍負ければ賊軍の明治時代と何も変わらない。道理は通らないし言論の自由はいまだにない。

電波干渉2023年12月08日

一昨日ドローンの無線が高度80mしか届かなかったので、電波干渉の少なそうなところで再試行することにした。淀川の河川敷なら新幹線は近くを走っているがまだましだろうと思い飛ばしてみた。限界高度を設定した120mまで楽々上昇し画像も届いた。水平方向も120m以上飛びそうだが視認飛行が義務付けられているのでさすがにそれ以上遠くなると機体が確認しにくいのでやめた。

外付けのリモートIDの重さが影響している感じはないが、微妙に風の影響を受けやすくなっているのは否めなかった。次回は山岳映像を撮影してみたいが、ヒアルロン酸で痛みが消えた膝で登山をするのは気が引けるので車で上がれるロケーションを探してみたい。

過誤記憶2023年12月09日

出版取りやめになったトランスジェンダー本についてあれこれ調べてみた。思春期から青年期は、様々な成功体験や失敗体験から自己肯定と自己否定の気持ちを行き来させることによって自分を確立させていく。だから、不安定な時期に他者が子供の内面に介入する場合、善意であっても当事者の葛藤に立ち入ることの危険性を熟知しておく必要がある。このトランスジェンダー本の著者の意図はそこにあると思われる。思春期の子供は親などが自分の葛藤に立ち入ることについては拒否的な態度を示す。ところが、その大人がカリスマティックアダルト(憧れの「かっこいい」大人・「権威」を感じる大人)が受容的な場合、自分の理解者として深く受け入れてしまう。もちろんそうした大人の存在は子供の成長には欠かせないが、これがカウンセラーなど専門家の場合やっかいな危険性をはらむ。

思い出すのは、欧米で90年代頃に取り上げられた近親姦による被害だ。もちろん被害が存在するのは事実だが、一時期から何十年も経過した事例が告発されることが相次いだ。今日では不適切な催眠療法などによって当事者に『過誤記憶』が生じて告発に至る事例もかなりあったと総括されている。トランスジェンダー自認の場合、真正の子供は幼児期にその自認を持つ男児が多いといわれてきた。ここ10年は圧倒的に思春期の女子に「自認」が増加しているという。先の近親姦告発も最近は熱病がさめたかのように減少しているそうだ。同じく、言葉のない自閉症の方の表出支援としてファシリテッドコミュニケーション法が広がった時、親や支援者に覚えのないの虐待などが告発されたことがある。FC法は今はその根拠が否定されているが当時は日本でも心理士などを中心に採用されたこともあった。今日の性自認問題も、「善意」の大人が原因かもしれない。

下剋上球児2023年12月10日

弱小野球部が勝ち上がっていく物語。原案は、弱小校三重県立白山高校が、2018年夏の甲子園に初出場するまでの軌跡を描いたノンフィクション作品『下剋上球児』(著者:菊地高弘)。ドラマはすべてフィクションだが 鈴木亮平と黒木華のコンビがとても良い。恩師役の松平健や姉さん女房役の井川遥も味を出している。ちょい役でも乃木坂46の山下美月はやはり引き付ける。

歳のせいかすぐに感動して涙腺が緩くなってしまう。フィールドの中と外で一体になって熱気を作っていく高校野球はやっぱり楽しい。フィクションだとわかっていても一球一打に拳を握りしめている。