文庫本2024年01月18日

十数年ぶりに文庫本を買った。中学生で小松左京を皮切りに星新一、アガサクリスティーとSFやミステリーを好んで読んだ。働きだしてからは宮本輝や三好京三と私小説を乱読した。司馬遼󠄁太郎にはまって全巻読み始めるのと並行して経済小説の城山三郎、高杉良、山崎豊子、池井戸潤、真山仁らのシリーズを読んでいた。本屋に行けば読み逃した文庫本シリーズはないかと探して購入していた。東海林さだおのエッセイ集もシリーズが出るたびに大人買いしていた。老眼になり、PCを見る時間が長くなるにつれ本そのものを読むのが億劫になって、月に平均2冊程度の読書量が年に数冊も読まなくなった。

読みたいと思うものも最近はほとんどがキンドルで購入するようになり本という本は断捨離ですべて廃棄した。ところが古い本は著名な文芸作品などは青空文庫などで復刻されて電子本になっているが昭和の後半のものはない。今回、「私の幸福論」福田恆存著を読みたくなり電子本で探したがなかった。仕方なく楽天ブックで本を購入した。久しぶりにに見る文庫本の文字は9ポイント程度しかない。PCで12ポイント以上にして見ている日常からするとかなり苦痛だ。老眼鏡をかけて少しづつ読み進めるしかない。読むのがめんどくさいと思うと読書人生は終わりらしい。
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