ZOOM画面共有2024年02月01日

最近のICT分野で最も大きな変化はリモート会議の定着だろう。自宅に居ながらにして、どんなに離れた相手とも会議ができる。その技術的バックボーンにはアップル社とグーグル社による携帯OSの開発だろう。携帯端末にはこの二つのOSが走っている。巨大企業MS社OSのウィンドウズフォンは、アップルのブランド力と無料Androidを駆使したベンチャー企業の破竹の勢いに負けた。それはさておき、Androidは各端末企業がカスタマイズして作るので微妙に仕様が違う。WindowsやiOSなら違う機種でも同じ操作で同じように動作する。しかしAndroidで安価な中華タブレットになると機能こそ変わらないがアプリがうまく反応しないことがある。今回新しく購入したタブレットとZOOMアプリのマッチングがうまくいかなかった。ZOOMは動くのだが画面共有がどうしてもうまく作動しないのだ。

Android端末でのZOOMの画面共有は、初回のみZoomアプリに「フローティング表示」をON(有効化)の操作を行うのだが、そこから前に進まない。調べても同じ症状が見つからないので、とりあえずPCをホストにしてどの端末からも画面共有する設定をするとやっとデスクトップが表示された。それ以降はAndroidをホスト機にしても単体のままで接続しなくても画面共有がスムースに動くようになった。ちょっとしたことだがPCやiPadのZOOM会議に慣れている人や初心者なら大混乱するだろう。中華製と割り切って買っている者しかこのストレスは耐えられない。

代車2024年02月02日

息子が車を修理するのでエルグランドが代車できた。会社の車庫にはでかすぎるのでわしの車と交換された。ワンボックスカーは30年ほど前にデリカに乗っていたが、それ以降はRVばかりを乗り継いで退職後はノートとオーラに乗って4年ほどたつ。オーラに比べエルグランドは車幅で10㎝、車長で30cm長い。車庫に入れてみると鼻先が20㎝程度出てしまうが仕方がない。昔はこの車庫に旧型のエクストレイルを入れていたのでほぼ長さは同じだと思ったが、高さがあるので出っ張りが余計目立つのかもしれない。ただ、この30㎝の違いでハンドル回しはかなり違う。特に狭い車庫の出し入れは面倒になる。

歳をとって感じるのは体性感覚の鈍麻だ。昔はでかい車でもハンドルの切り返しをせずに車庫入れができたのに今は必ず1回は切り返さないとうまく入庫できない。障害物との距離感もいまいちになってきたのでセンサー付きの車を選ぶようになった。老人の車庫入れ暴走事故のニュースをよく見るが、おそらくペダルの位置の感覚が鈍麻して起きているのかもしれない。この代車は旧型なので後方センサーはあるが前方にはないのでやや不安ではある。

恵方巻2024年02月03日

今年の節分の恵方は、東北東(細かくいうと東北東微東)。恵方とは、その年の福徳を司る歳徳神のいる方角で、その方角に向かって事を行えば何事も吉とされ、吉方、明きの方ともいう。大阪から始まったこの風習は、1990年代セブンイレブンが全国展開をしたことで知名度があがったという。大阪発祥とは言うが、大阪育ちのワシが子どもの頃はこんなものはなかった。バレンタインの次に全国展開した寿司とコンビニ業界のコラボ商法の勝利と言える。バレンタインチョコは恋愛成就のピンポイントだが、恵方巻は万人の願望をかなえる呪いという点で勝っている。

ただチョコレートと違い巻きずしは大量生産や保存にも向かない。節分の一時だけに寿司ネタと人材を投入をするという点でコスパは悪い。巻き寿司は本来寿司の中では価格帯の低いものだ。ただの巻きずしでは利益が少ない。そこで海鮮巻きだの牛肉巻きだのを販売して巻き寿司1本が1000円を超えるものもある。年に一度の縁起物だからと高価な巻きずしが飛ぶように売れている。今年も縁起を担いで我が家も巻きずしに5千円近く消費した。

梅林2024年02月04日

長岡天満宮の梅を見に行く。長岡天満宮は本殿・八条が池(八条ケ池)周辺や隣接する長岡公園梅林などに約200本の梅の木が植えられている。梅林には八重寒紅梅・鹿児島紅梅・鶯宿梅・紅千鳥・思いのまま・白加賀など約20種の梅の木が植えられている。長岡公園の裏門から梅林に入ると早咲きの八重寒紅梅と白加賀が七分咲きだった。まだ香りはしないが、薄いピンクと白い花の梅が青空に映えている。日中でも外はまだ寒く、休日だが人はまばらだった。これから、鹿児島紅梅・鶯宿梅・紅千鳥と順に咲いていく。

自宅からは往復1時間のちょうど良い距離なのでこれからの楽しみができた。膝が直ってから久しぶりに歩くので臀部が少し痛くなる。歩かないと筋力がすぐに落ちてしまうようだ。白加賀梅という名前は、江戸時代、加賀藩の前田家の家紋が梅鉢だったことに由来している。前田藩ではウメを多く植栽しており、江戸藩邸にも植えられていたことから「加賀白梅」と呼ばれた。震災地に思いを寄せて梅林を後にする。

電子車検証2024年02月05日

ググっていると電子車検証という言葉が出てきた。2023年1月4日から交付が開始され、車検証にICタグを貼り付けたものだ。従来の車検証のA4サイズが、電子車検証はA6サイズの厚紙となる。券面には変更登録等による記録事項の変更を伴わない基礎的情報のみが記載され、現行の車検証情報はICタグに格納されているという。これは便利だ。よくあるのは旅でフェリー利用の際に窓口で車検証を示す必要があるが、車検証はマニュアルと一緒になった分厚いビニールカバーのブックを持ち運ぶことになる。中から取り出してもいいが破れたり入れ忘れたりするので全部持っていくがこれが結構面倒なのだ。しかも、車と離れた場所からネットでフェリー予約をするときに正確な情報を覚えていないので、車庫まで行って車検証ブックを取りに行くのが邪魔くさい。ワシの車は一昨年購入なので電子車検証ではないが来年はこれに代わる。スマホで車検証に搭載されているICチップを読み込めば陸運局とネットでつながりPDFもダウンロードできる。

コオロギ(河野)太郎の昆虫食推しや親中姿勢は嫌いだが、仕事が早いところは評価できる。これで免許証がスマホで確認できればもっと便利だ。個人情報が政府に把握されるとデジタル化に難色示す輩がいるが、そもそも健康保険も戸籍情報もずっと前から政府が握っているのに今更何を言っているのだろうと首をかしげたくなる。権力が調べようと思えばこれらは紙媒体でも調査可能なのだから同じことだろう。むしろクレジットカードは一民間企業にほとんどの情報を渡しているが、情報を売り渡す動機は民間の方がはるかに高いのだからデジタル化が心配な人はクレジットカードもATMカードもポイントカードも持たないほうが良い。

寝落ち2024年02月06日

大事なリモート会議があるのに寝落ちして遅刻した。30分前まではテレビを見ながら用意していたのにもかかわらず直前で寝落ちしたようだ。会議招集時間から15分経って電話がかかってきて慌ててリモート会議に参加した。最近未視聴の録画ドラマが溜まってきていた。見ないと気が済まない質なので見続けているのだが、いつも半時間ほどたつと寝落ちしてドラマが終わってしまっている。しかたがないのでまた再生しなおして視聴している。視聴しても大して面白いドラマはないのだが、意地になって見てしまう。

最近、会議に向けたレジメの作成で夜更かしが多いのも寝落ちの原因だ。昼間に片づけてしまえば良いのに、寝坊をして日中はだらだらしている。サンデー毎日は自己統制が難しくなる。

町銀の行方2024年02月07日

新NISA(少額投資非課税制度)が、導入されて1カ月たった。株式や投資信託などの金融商品から得られる利益が非課税となる制度で、年間の投資枠が大幅に増え、投資商品の非課税期間が無期限となった。旧NISAの年間投資上限額はつみたてNISAが40万円、一般NISAが120万円。新NISAは、つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円。新NISAはつみたて投資枠と成長投資枠が併用できるため、最大360万円が年間投資額の上限になる。この増額分で今までの投資信託分で旧NISAの枠に入り切れなかったものを移動すれば、解約時利益の2割ほどの課税を避けることができる。10万利益があれば2万円が節約できるのだ。これから先はわからないが今の投資信託の年間平均利益率は5%ほどだ。100万円投資していれば5万円の利益がある。NISA枠なら1万円の課税が免れられる。

これを使わない理由がないので銀行に相談に行った。投資信託は課税枠からそのままNISA枠に移行することはできない。いったん解約して新たに投資する必要がある。そうなると、手数料や管理費用の安い商品に乗り換えたくなる。ただ、そうした商品は銀行窓口では扱わないネット専用商品一択だと行員が言う。自分の端末で売買をしてほしいということだ。年寄りには、端末操作は面倒だし銀行窓口で行員の説明を聞きながら契約するのが安心なのだが手数料0だから自分でやれということだ。窓口でも行員が同じ内容で端末を操作をするのだが、100万で平均2万円ほどの手数料がかかる。どんどん自動化していく中で行員の仕事は減らされ銀行の実入りも減り続け、そのうち町銀はなくなる運命なのかもしれない。

唇火傷2024年02月08日

先週の日曜日におでんの熱いはんぺんが唇に当たって火傷した。たいした範囲ではないがヒリヒリ痛いし唇だけに気になる。しかたがないので近所のドラッグストアで火傷薬はないか探した。オロナイン軟膏かメンソレータムでも良いのだが、鎮痛効果のあるジブカイン塩酸塩を含有する軟膏類を探す。たまたま目に留まったエスエス製薬 メモA を買った。まだあったのかと懐かしくなって買ってしまった。最近買った塗り薬は筋肉痛用のインドメタシンくらいで傷薬などは縁がなかった。小さな傷ならバンドエイドを貼っておけば自然治癒する。ただ敏感なところは痛みが気になるので久々に買ったわけだ。

歳をとると傷の治りも遅くなったみたいで5日目の今日もまだひりひりする。一回治りかけたがかさぶたが破れてまた痛み出したからだ。たかがおでんのはんぺんだが直るのが遅いと意識して、熱いものにはふーふーして気を付けたい。

空母いぶきと沈黙の艦隊2024年02月09日

「空母いぶきGREAT GAME(12)」が1月末に発売された。ロシアとの戦争直前の緊迫感が恐ろしい。軍事としては筋を通した交渉術、政権としては先を見越した決断が大事だと教えてくれる。今のウクライナやパレスチナの問題も、世界大戦の火蓋が切られないようにする知恵が必要だ。どの国も戦禍を避けたい思いはある。結局は、引くに引けない状況まで相手国を追い込まない交渉と、隙を見せない軍事力が求められている。ミサイルが飛んでくる世になるとは思ってもみなかったが、かわぐちかいじは30年前から現実に起こりうる世界を早くから描いている。

同作家の「沈黙の艦隊」が昨秋映画化され、今日Amazonでシーズンものとして公開された。今回の公開は映画とほぼ変わりないが今後の進展が楽しみだ。核搭載原潜1機で独立国を宣言するという奇抜なストーリーだがこの作品は1988年作で35年も前の作品だが古さは全く感じない筋書きだ。いぶきは中国を相手にしていたのが以前はロシアを相手にしているだけの違いだ。むしろ共産党政権が崩壊したにもかかわらず、ロシアの脅威を指摘していたところは秀逸とも言える。また動画とキンドルが映し出されるディスプレーの前に座り続ける日が続きそうだ。

お薬手帳2024年02月10日

3か月に一度受診をしている。高血圧と逆流性食道炎の治療のためだ今回は胃カメラの結果も報告された。特に何もなかったが、秋から痛み出した頸椎ヘルニアの説明もした。カルテは共有されているはずだが、内科医は別の領域にあれこれコメントしない。「大変ですねー」と言われただけだ。「ではお薬を3か月分」ということで処方されて診察は3分で終了して会計で1500円程度を払って処方箋を受け取った。今までは、近接した薬局に処方箋を渡して薬をもらっていたのだが、年末で処方がマイナンバーアプリで連携されなくなった。おそらく、薬屋の連携するアプリが薬屋に手数料が発生するので薬局の判断で契約を切ったのだろう。そこで、家の近所でネット連携している薬局に行くことにした。

お薬手帳アプリは処方の薬剤名が出てくるので便利だ。ただ、近所の薬局は待合が狭いうえに老人の憩いの場と化しているので、隣のスーパーで買い物をすることにしている。15分ほどたって薬局に戻ると薬が処方されていた。以前の薬局のように毎回細かな説明がないので助かる。いつも同じ処方なので説明は不要だ。PayPayも対応しているのですぐに支払えて便利だ。
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