ゴンカルベスCEO ― 2025年01月18日
米鉄鋼大手USスチールの買収を巡り、日本製鉄に競り負けた米クリーブランド・クリフスのゴンカルベスCEOは、13日の記者会見で日本批判を展開し、改めて買収への意欲を示した。クリフスは買収計画を再検討しているとし、詳細は明かさないものの、「米国一丸の解決策がある」と強調。一方で、日本を「邪悪だ」「中国以下だ」と非難し、中国にダンピングや過剰生産を教えたと主張。さらに、買収禁止を求めた日本の石破茂首相に怒りを向け、「日本は1945年以降何も学んでいない」と激しい口調で批判した。クリフスはUSスチール買収後、電炉大手ニューコアと提携し電炉部門を売却する計画を進め、反トラスト法への抵触を回避しようとしている。日鉄は141億ドルで買収を進めており、70億ドルのクリフス案を大きく上回る規模でUSスチール側も支持を表明。ゴンカルベス氏の発言に「同盟国日本への攻撃」と失望を示したという。「日本よ、気をつけろ。あなたたちは自分が何者か理解していない。1945年から何も学んでいない。私たちがいかに良心的で寛容かを学んでいない。我々の血を吸うのはやめろ、我々はアメリカ人だ。我々はアメリカ人を愛し、アメリカを愛している」というのはブラジル人のCEOの発言だが、アメリカ人の本音を聞いたような気がする。
未だに世界の認識は連合国の勝利で動いており、敵国日本はお呼びじゃないと言いたいわけだ。もちろんクリーブランド・クリフス社が日鉄の半値でUSスチールを買い、世界市場の中で自社の立場を優位にしたいのは言うまでもないがナショナリズムを味方にして中国以下だと罵る姿はアメリカの属国日本という認識を露わにした。確かに日本は中国に対して多くの技術と人材を投資してきてた。その結果、中国は米国に迫る生産力を持ち今や世界の覇権者となった。だが、それを言うならアップルもテスラも同じだ。このやり取りを見てほくそ笑んでいるのは中国だけだ。ブラジルはロシア、インド、中国、南アフリカで、先進国圏を相手に国際的な協力体「BRICS」を始動し2024年には、イラン、エジプト、エチオピア、アラブ首長国連邦が新たに加わり、現在では10か国が参加している。反米連合の出身者のどの口が言うのかと言いたくもなる。だがしかし、米国より先に中国と挨拶を交わす石破政権では心許ないと思うのも事実である。
未だに世界の認識は連合国の勝利で動いており、敵国日本はお呼びじゃないと言いたいわけだ。もちろんクリーブランド・クリフス社が日鉄の半値でUSスチールを買い、世界市場の中で自社の立場を優位にしたいのは言うまでもないがナショナリズムを味方にして中国以下だと罵る姿はアメリカの属国日本という認識を露わにした。確かに日本は中国に対して多くの技術と人材を投資してきてた。その結果、中国は米国に迫る生産力を持ち今や世界の覇権者となった。だが、それを言うならアップルもテスラも同じだ。このやり取りを見てほくそ笑んでいるのは中国だけだ。ブラジルはロシア、インド、中国、南アフリカで、先進国圏を相手に国際的な協力体「BRICS」を始動し2024年には、イラン、エジプト、エチオピア、アラブ首長国連邦が新たに加わり、現在では10か国が参加している。反米連合の出身者のどの口が言うのかと言いたくもなる。だがしかし、米国より先に中国と挨拶を交わす石破政権では心許ないと思うのも事実である。