PERFECT DAYS2024年01月04日

役所広司主演の「PERFECT DAYS」。役所演じるトイレの清掃員平山の日々を描く。2023年カンヌ国際映画祭コンペティション部門で柳楽優弥以来19年ぶり日本人で2人目となる男優賞を役所が受賞して話題になった。箕面109シネマでは一番小さなスクリーンで上映をしているが、今日の昼間は満席だ。観客はほとんどが高齢者だが近頃満席の映画は珍しい。映画は寡黙なトイレの清掃員の日々を美しく撮る。渋谷のデザイン・トイレは、先進的なデザインだが、その清掃員平山の住む古い木造アパートは対照的。新旧のものが共存している東京の街並みが良い。カセットテープの音楽を聴き、フィルムカメラを趣味とする主人公は古いものの代表。ただただ寡黙に静かに現代の新しさと共存している。

映画の3分の2は、役所のセリフがほとんどないままトイレ掃除が延々と繰り返される。ラスト30分で、姪っ子の家出騒動、清掃作業を突然投げ出す青年とのやり取りや、石川さゆり演ずるスナックのママへの恋慕が一気に描かれる。清掃作業服を帰ってくるとそのまま寝室にぶら下げているのには閉口した。役所のどこが男優賞なのかよくわからなかった。Oh such a perfect day ああ なんて完璧な一日 You just keep me hanging on 君が僕を繋ぎとめてくれる You're going to reap just what you sow 君は自分で蒔いたものを刈り取るだろう ※ 主題歌 Lou Reed 『Perfect Day』

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