女子トイレ使用禁止決議案 ― 2024年11月20日

米連邦議会で初めてトランスジェンダーであることを公表して選出された議員に対し、共和党のナンシー・メース下院議員が女性用トイレの使用を禁じる決議案を提出した。メース議員は、「女性のプライベートスペースに生物学的な男性の居場所はない」と主張。一方、民主党やLGBTQ活動家はこれを「憎悪に満ちた攻撃」と批判し、反発を強めている。民主党のベッカ・バリント議員は決議案を「残酷」だと非難し、議会平等議員団のマーク・ポーカン委員長は「トランプ氏への売名行為」と指摘。また、トランスジェンダー議員マクブライド氏は、この動きを「極右過激派による問題のすり替え」と非難した。トランスジェンダーの権利を巡る議論が再燃しているという。女性のトイレを女性以外の人が利用することを禁止する。当たり前のことを法律にしなければならないことに深刻さがある。
サラ・マクブライド新下院議員は性転換手術をしていると公表されているが、だからと言って女子トイレに入らせろというのは乱暴すぎる。トランスジェンダー議員に私は女性だという気持ちがあるように、これまで女性トイレを使ってきた女性議員たちにも生物学的な女性以外は使ってほしくない気持ちの人もいる。サラ・マクブライド氏が自分の気持ちだけで女性トイレを使用したとなると、嫌悪感を持つ人の気持ちは無視したことになる。トイレを使用する議員たちで白黒つけようというのはアメリカらしい。日本では今年、最高裁判所が昨年成立させたLGBT法に基づいて性転換手術をしていないトランスジェンダー職員の経産省内の女子トイレの使用制限を違法とし、経産省は女子トイレの使用制限を廃止した。双方の気持ちを尊重するためには折り合いをつけるという作業が必要だ。トランスジェンダーの人が性自認と違うトイレ使用が嫌なら、多目的トイレを使用するというところで折り合いをつけるのが双方の諍いをなくす方法ではないのか。相手の気持ちを踏みにじってまで自論を通しても相手の嫌悪を増幅するだけで世の中はちっとも良くならない。
サラ・マクブライド新下院議員は性転換手術をしていると公表されているが、だからと言って女子トイレに入らせろというのは乱暴すぎる。トランスジェンダー議員に私は女性だという気持ちがあるように、これまで女性トイレを使ってきた女性議員たちにも生物学的な女性以外は使ってほしくない気持ちの人もいる。サラ・マクブライド氏が自分の気持ちだけで女性トイレを使用したとなると、嫌悪感を持つ人の気持ちは無視したことになる。トイレを使用する議員たちで白黒つけようというのはアメリカらしい。日本では今年、最高裁判所が昨年成立させたLGBT法に基づいて性転換手術をしていないトランスジェンダー職員の経産省内の女子トイレの使用制限を違法とし、経産省は女子トイレの使用制限を廃止した。双方の気持ちを尊重するためには折り合いをつけるという作業が必要だ。トランスジェンダーの人が性自認と違うトイレ使用が嫌なら、多目的トイレを使用するというところで折り合いをつけるのが双方の諍いをなくす方法ではないのか。相手の気持ちを踏みにじってまで自論を通しても相手の嫌悪を増幅するだけで世の中はちっとも良くならない。