柚木さんちの四兄弟2024年07月03日

現在放送中のNHK夜ドラ「柚木さんちの四兄弟。」は、四兄弟のありふれた日常の中に、思わぬトラブルやすれ違いがありながらも、4人の笑顔と癒やしでほっこりとした気持ちにさせてくれる。このベタの典型を行く連続テレビドラマにはまっている。藤沢志月による2018年より連載中の漫画作品で、昨年10月にテレビアニメが放送された。そして5月よりNHK総合「夜ドラ」枠で放送している。漫画もアニメも観たことはないが、ドラマは超べたべたのファミリードラマに仕上がっている。役者のセリフもわざと三文芝居のようなセリフ回しを多用し、かつてのNHKの中学生日記を上回るベタなストーリー展開となっている。

中でも四男・岳を演じる永瀬矢紘(6歳)が良い。小学一年生だが、落ち着いていてとても大人びた子供。他の兄弟がベタ台詞なので大人のセリフ回しで演じるのが余計に引き立つ。永瀬矢紘の姉は『監察医 朝顔』で主人公(上野樹里)の娘・つぐみ役の永瀬ゆずな。きょうだいともに愛らしく芝居上手で視聴者を引き付ける。最近記憶喪失モノや殺人モノが多い中、兄弟や家族、友達を暖かく描き家族全員でも安心して観られるドラマだ。それが何故子供の眠る時間帯なのかは謎だが心が洗われる。

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